I'm alone.

例えどんなに辛くても
君には絶対話さないよ
例えどんなに大変でも
君には絶対頼らないよ
私は一人でも生きていける
それを証明してみせるから
もう私に関わらないで
私の最後のワガママ

一人で明かした初めての夜は
想像よりも短かった
誰も隣にいないから
話す必要もなかったんだ

君が私の事を
どこまでも支えてくれるから
私はこんなに弱くなったんだ

遠い町に住んだの
君が訊ねてこれないように
ケイタイも捨てて買ったわ
貴方の知らない番号
メールアドレスはそのままだけど
@(アット)より後ろが違うわ

元から苦いビールが
初めて苦いと思えたの
貴方と飲まない、それだけで
どうしてこんなに違うの

君がくれたもの全部
廃品回収に出したわ
もう何も残っていない
残ったのは思い出だけ

支えて欲しくなかったんじゃない
むしろ嬉しかったんだよ
でも私は意地っ張りだから
それが許せなくて嫌いになった

それでも私は進むわ
思い出を胸に抱いて
いつかそれも忘れるわ
君ごと全部きれいに

だから貴方も忘れて
私なんて忘れて
新しい幸せを
見つけてみせてよ
「大好きだよ」と囁いた
あの言葉は嘘じゃないの
だけどもうダメなの
貴方を好きになれないの

偶然すら乗り越えて
もう一度出会えたら
その時は無視して進むわ
近かった、遠い人
inserted by FC2 system