Raison D'e-tre
時は今満ち足れど扉は開かず
愛された少女はただ待ち続ける
空を裂く神の剣は少女を守ってる
降り注ぐ光は少女を照らした
人の思いを刈り取る手段はなく
ただ魅せられ求めるだけ
止められない衝動に身体ごと動かされ
流れ出る赤い血は空を青く染めていく
ああ、その想いが恋でなくとも
少女は進むだろう
その手に刃抱いて
苦しみで少女が止まるのならば
神の剣はこんなにも辛い思いをしない
少女の微笑みに今日も動かされ
「己の全てを少女に捧ぐ」と誓う
その瞳が見つめる先が
自分であればと願うけど
届かないその手が求めた少女はただ赤く
「生きて」と願うのに口には出せず
ああ、この想いが恋でなくとも
剣は己を捧ぐだろう
その心閉ざしたまま
どんな危険があろうとも少女は生きるだろう
そう彼に誓ったから
止まらない衝動ごと身体を動かし
見つけた光のその先に急ぐ
ああ、その想いは恋だとわかっても
今はただ会うためだけに
その身体青く染めて