明け方の空、にじんだ血の色
はじめて知った興味と好意
私は手探りで進んでいく
生まれたての子供みたいに
何にも知らないから
あなたに会いたくて、手を伸ばして
どんなに傷付いても止まらないから
明け方の空、綺麗に染まる赤い青
飛び立つ鳥たちは白い羽
私の横顔、赤く染めて
戦いの日はまだまだ続く
つき合わせてゴメンねって
謝ったら殴られて
そんなのどうでもいいと言われて
いつも通りでつい笑った
たとえもう戻れないとして、それでも
あなたの事を知りたくて掴みたくて
流れ出る血の色、包帯ににじみ出る
鮮やかに浮き出るアラベスク
傷付いた手首にそっと口付ける
終わりの日はもう近い
終わるはずがない戦いよりも
いつか決着のつく日々がいい
やがて来る明け方、崩れ行く夜
目覚めの日は、今は遠く
切り裂いた手首、零れ落ちる血の色
飲み下す君は私の手の中
あなたに会えるのなら
この身、血に塗れても